【旅】英・伊のお土産格差に驚愕した話①-ローマ旅編-
2016年、30歳、人生2度目の大学3年の秋。
今時の大学生の就活は早い。
僕の後輩は大学1年生でファーストリテーリングの海外インターンプログラムに採用され、既に内内定みたいなのを貰っていた。
倍率なんと30倍!!
周りの友達もインターンにESの準備、SPIの勉強に大忙し。
そんな彼らを尻目に僕はスマホをじっと眺めていた。
調べていたのは就活サイトでも、ESの書き方でもない。
航空券の予約サイト。
東京、ロンドンの往復チケットが5万円代!!
しかもイタリア、ローマ経由で!!
いやだめだ。就活の準備があるじゃあないか。
今すぐ始めたって遅いくらいなのに。
30代で新卒市場に乗り込むってのに。
そんな考えが浮かぶが早いか、体が早いか、僕の指はフライト予約確定ボタンを押していた。
そんなこんなで4ヶ月後、
リクルートスーツに身を包む大学生をよそに、僕は一人成田に向かいトランクを引きずっていた。
今回の旅のテーマは、
”海外の知人を訪ねること”
ローマでは日本で知り合いになった友人を、イギリスではスコットランドとフランスに留学中の友人を訪ねた。
金沢市に住む友人に会う約束をしていた日の前日、兼六園を一人で散策している時に彼とは知り合った。
名前はダミアーノ。
ローマから一人で旅行に来ていた。
イタリアって夏季になるとみんな1ヶ月くらい休みを取って自由な時間を過ごす習慣がある。
彼は夏になると毎年世界中を旅しているみたい。
兼六園で僕が「一人でブラブラ歩いてるのもなんだかなぁ。」と思っているところに、同じく一人で歩いているダミアーノを発見。
「一緒に観光しようよ!」って僕が話しかけた。
この人面白そう!とかこの人何してるんだろう?とか思うと話しかずにはいられないタイプなんです。
彼とは割と意気投合して、金沢でお別れした後も東京で再会して上野を案内したり、一緒に飲みに行ったりした。
そんな彼と一年半ぶりにローマで再会できると思うとわくわくした。
日本で出会って友達に、会いに行ったら本当の友達!!
ってな感じで現地の再会は結構感動もの。
ローマに到着してダミアーノと再会するまでの間、僕は一人で市内を観光した。
宿泊先はコロッセオから歩いて15分の好立地。
ローマの観光はとても便利で、見どころがぎゅっと一箇所に固まっているため、頑張れば徒歩でも回れちゃう。
街並みは古代ローマの遺跡と市民の生活が融合してて不思議な雰囲気だった。
透き通る青空にローマ帝国時代の白を基調とした建造物が鮮やかに映えていた。
そんなローマの街並みで僕を最も虜にしたのは、
そう車!!
もうどこに観光行ってたの?わかんないよ!ってくらい車の写真ばかりパシャパシャ取ってました笑。
ローマ市内は路上駐車が一般的。
永遠に続く縦列駐車。
おそらく観光資源や景観を守るために駐車場とかは設置できないからだと思うんだけど、路肩は一面車だらけ。
駐車スペースが限られてるせいかこんな感じの2人乗りの車がたくさんあった。
軽自動車の3分の2くらいの大きさ。
中はこんな感じ。
で、これって日本の生活にもぴったりじゃない?
って思った。
日本の都市部ではローマみたいに土地が限られてるから、運転も駐車も場所をとならい2人乗りが便利なはず。
一方、地方や郊外は1人1人が車を所有するため、一家で複数台所有が主流。
確かにスペースに余裕があるから複数所有していても問題はない。
でも乗用車とか軽自動車を1人1人持つ必要ってないのでは?
通勤とか送り迎えに使うことが大半でしょ?
それよりより、家族用に大きい車1台、それ以外はみんなローマ式の2人乗りを持った方が、コストも抑えられて良くない?
そんなことを考えながら夕方ダミアーノと合流。
久しぶりの再会に感動もつかの間ダミアーノを質問攻めにする僕。
俺:あの小さい車すごくない?
ダミー:ああ街が狭いからね。ドイツのが多いよ。
俺:あんなに狭く縦列駐車したら出られないじゃない?隙間から人が飛びたしてきそうで怖くない?
ダミー:笑
俺:なんでカフェってスタバみたいなチェーン店がないの?
ダミー:地元のカフェの方が美味しいからね。
俺:イタリア人がみんな夏にバカンス休暇とったら店番は誰がやるの?
ダミー:そういう人たちは夏以外に休みを取るんだよ。
などなど。
その日は彼の友人達と夕食を振舞ってくれるということで、一緒に買い出しに。
で、夕食はもちろんパスタとワイン。
みんなでひたすらパスタを食らう!
パスタ以外にもソーセージやハム、チーズを振舞ってもらいどれも絶品でした。
すごく優しい人たちで、歓迎してくれて楽しかったです。
ダミー以外英語ができなくてちょっと気まずかったけど!笑
帰りは宿まで車で送ってもらい、翌日も彼らと街歩きを楽しんだ。
街にはこういうスタンドのカフェがたくさんあり、ローマっ子達はカプチーノやスイーツを楽しむ。
別れ際には自宅用のカプチーノメーカーをダミアーノからプレゼントされた。
ということでローマの旅の話はおしまい。次編はローマのお土産事情について!
ありがとうダミアーノ!楽しかったよ!
今度はどこか違う国で再会しよう!
ローマ郊外のレストランにて
【旅】英・伊のお土産格差に驚愕した話②-ローマお土産編-へつづく
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